カウンセリングで傷つくの?

こんにちは、梶原成子です。

 

今日は寄せていただいた質問にお答えします。
質問を下さったのは、仕事をし始めて数年の
カウンセラーの方です。

 

<質問>

カウンセリングをしていると
時々来られた方を
傷つけてしまったのではないかと
心配になることがあります。

 

辛そうな顔をして部屋を後にするのを
見ると、自分の対応が悪かったのでは、
その方は大丈夫だろうかと思ってしまいます。

 

カウンセラーの関わり方の大原則を
教えてください。

 

<答え>

カウンセリングの方法はたくさんあり、
カウンセラーによって考え方が違いますので、
私の場合についてお話します。

 

カウンセリングの一番基礎となるのは、
来られた方のペース、考え、価値観を
大切にするということです。

 

来られた方が何を悩み、
何を望んでいるのか、
今までどのようなことやり、
これからどのようなことが
助けになるのかなどに
しっかり耳を傾けます。

 

同じ悩みであっても、その人その人で生活も、
考え方も、大切にしていることも違います。

 

例えば、「気持ちが落ち込む」という
壮太さんと典子さんという二人の人が
いたとしましょう。

 

壮太さんは仕事が忙しく最近
「気持ちが落ち込む」ようになりました。
そして転職を考え始めています。
今後の方向性を決めたいと思っています。

 

典子さんは以前から些細なことが
気にかかり「気持ちが落ち込む」と
言います。もっとおおらかに
考えて生活をしたいと思っています。

 

こんなふうに同じ悩みであっても、
生活、考え方、望むことも違うのです。
話の仕方や使う言葉も大人と子供では違うし、
環境も違うわけですよね。

 

来られる方の言葉をよく聞き、
表情や声のトーンなどの反応をよく見て、
今どんなふうに感じてるか、
何を考えるかを質問します。

 

とこのようにしても、
相手の方が納得いかないこともあるでしょうし、
傷つけることもあるかもしれません。

 

そう感じた時にはどのようにすれば
いいでしょう?

 

そんな時、自分がどれだけオープンに
なれるかが問われます。

 

「何か違う気がしますか?」とか
「傷つけてしまったのではないかと
感じたのですが・・・」と。

 

こちらがオープンになると相手の方も
自分の本当の気持ちを言いやすくなります。

 

嫌なことを嫌、違うことを違う、
傷ついたことを傷ついたと
特にネガティブなことも言える雰囲気、
関係なら、とても良い時間になります。

 

とは言え、私もできずに
後で後悔したこともあります。

 

悩みを深く聞きすぎると
頭の中は悩みやその原因を探索し始めます。
すると気分は落ち込み、今の状態が
一層不安定になることもあります。
だから辛そうな顔をして部屋を
後にすることが起こるのです。

 

その後は来られた方も
そして支援者であるカウンセラーも
共に辛い時間を過ごすことになるのです。

 

カウンセリングにそんなリスクがあることを
知っていましたか?

 

でも実は、そんなリスクを負わなくても
解決に導くことができるカウンセリングの
方法もあるのです。

 

それが私の専門としている
ソリューション・フォーカスト・アプローチ
です。

 

興味のある方は、こちらのブログも
ご覧ください。

人生を変えたソリューション・フォーカスト・アプローチとの出会い

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