あなたはなぜ支援を続けているのですか?

 

こんにちは、梶原しげこです。

 

NHKの番組
どう命を守るのか」
を見ました。

 

ひきこもり続けた果てに、誰にも助けを求めず、
命を落とす-。
そんな深刻な事態が、いま全国に広がっている。
親と共に“ひきこもり”の子が孤立する「8050問題」は、
高齢化が進み、“死”という最終局面を迎えている。
年老いた親が倒れ、生きる術を失った子が衰弱死や病死する。
当事者たちは、なぜ“死”にまで追い込まれているのか。
どうすれば命を守ることができるのか。

「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」取材班が、
長期取材をした当事者や家族に想いを聞いた。
多くの当事者は「人と会うのが怖かった」
「どうしていいか分からなかった」と語る。
胸の内では仕事に就かない自らを否定し、
誰かに相談すらできない。
「どうなってもいい気持ちと、
どこかで助かりたい気持ちが半々だった」

 

私も子供が引きこもっているという
親御さんの話をお聞きすることがあります。
その時、引きこもっている人は
今どんな気持ちで毎日を送っているのだろうと
考えます。

 

生き辛い社会から自分を守るためにこもる、
でもこもって安心するのも少しの間で、
そこからはまたこもっている自分を
責めて新たな苦しみが始まる。

 

接するのは家族だけで、
家族とも話さない、本音を言わない、
(いや、言えない・・・)
すると家族であっても、
本人が何をどんな風に感じ、
考えているのかわからない。

 

そして家族もまた
「どうしていいかわからない」
という苦しみを抱えてしまうのです。

 

 

番組の中では引きこもりの支援者も
取り上げられていました。

 

両親が亡くなり、貯蓄が尽き、
やせ細った人のところに通い続ける職員。
支援の手を差し伸べようとするが、
拒否されて結果亡くなる人たちを見送る支援員。

 

きっと無力感でいっぱいになることも
あるでしょう。
仕事を辞めたくなることもあるでしょう。
それでもなお支援の方法を模索しながら、
支援を続けている。

 

私は尋ねてみたくなりました。
「なぜ仕事を辞めずに
やり続けているのですか?」
「どうやって気持ちを
保っているのですか?」
「それでも人を支援していこうという
原動力はどこからわいてくるのですか?」

 

私がそう聞けば、その人たちは何を
答えてくれるのでしょう?

 

人の支援に携わっていると
時に私では役に立たない、
何もお手伝いできないという
思いになることがあります。

 

そんな時、私もまた自分自身に
同じことを尋ねてみます。

 

「なぜ仕事を辞めずに
やり続けているのですか?」
「どうやって気持ちを
保っているのですか?」
「それでも人を支援していこうという
原動力はどこからわいてくるのですか?」

 

 

すると色々な答えが自分の中から
返ってきます。
「誰かの人生に関わり、
共に喜ぶことができることがうれしい。」
「共に考えることで、新しい発想や考えが
生まれてくるのが興味深い。」
「私を支え、助けてくれる人やものがあるから。」

 

自分の中に湧き上がる情熱がある。
それだけではなく、自分一人ではできない時、
役に立たない時にも、
相談に乗ってくれる人、手伝ってくれる人、
私に代わってその人たちを支えてくれる人がいる。

 

心理士の仲間、医師や保健師、教師や警察官、
福祉施設の人などなど。

 

お互い助け合い、支え合い、
協力し合えるそんな仲間がいれば、
また元気をもらって、
また頑張ろうと思えるのです。
そんな仲間がいれば、もっと良い支援の方法が
見えてくるのです。

 

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