怖いなら動こう!

 

こんにちは、梶原しげこです。

 

登校が怖い。
登校が辛い。

 

日本には小・中・高校で
学校に行けない子供たちが
30万人を超えています。

 

私も多くの学校に行くことが難しい
子供たち、その親たちに会います。

 

嫌な思いをいっぱい抱えて、
それでも学校は行かなければいけないと
今まで頑張ってきました。
休みたいと思っても、
学校が消えてしまえいいのにと思っても、
学校は無くならず、
頑張ってきました。

 

それは疲れますよね。
嫌な気持ち、苦しい気持ちが胸の中に
たくさんたまっていますよね。

 

まずこれ以上苦しい気持ちを
増やさないということは
とても大切なことです。

 

そこで多くの支援者が
「ゆっくり休むといいよ。」
「そうするとエネルギーが出てくるよ。」
と言います。

 

本当にそうでしょうか?

 

私はそうは思いません。

 

もちろん
「休んでいいよ。」と言われると
ほっとします。
やっと荷物を下ろした気持ちになれます。

 

しかし、2日が経ち、3日が経つうちに、
今度は違った不安が少しずつ
大きくなっていきます。

 

学校に行かなくていいのだろうか。
皆はどう思っているのだろうか。
勉強はどうなるのだろうか。

 

考えれば考えるほど、
頭の中で不安が大きくなり、
焦りが大きくなっていくのです。

つまり気持ちが一方では軽くなり、
もう一方では重くなるのです。

 

そして休んでいる間に、
学校に行くというハードルが
どんどん上がってしまうのです。

 

じゃあ、どうすればいいのでしょう?

 

それは気持ちが一方では軽くなり、
もう一方でも軽くなることが大切なのです。

 

行けないこと、動けないことを否定する、
非難するのはやめましょう。
自分で自分を責めるのもやめましょう。
(と言ってもそれは難しいことですが・・・)

 

それよりもここまで頑張った自分、
休むことを決めた自分に優しく声を
かけてみてください。
「大変だったね。」
「頑張ったね。」
「よくやってきたよ。」と。
そしていっぱい眠ってみてください。

 

そして一息ついたら、
今の状態から抜け出すことを考えてみましょう。

 

抜け出す?
って?

 

それは今できることをなんでもいいので、
やってみることです。
体を動かしてみる。
部屋の片づけをしてみる。
料理を自分でしてみる。
勉強が気になるなら、今やれる勉強をしてみる。
友達が気なるなら、
できるのなら友達に連絡してみる。

 

逆立ちをしてもいい。
絵を描いてもいい。
トイレを磨いてもいい。
歌を歌ってもいい。
学校をそっと覗きに行ってもいい。

 

そうするとどうなると思いますか?

 

少し心が軽くなります。
少し体が軽くなります。
頭が少し動き始めます。

 

そして新しい気持ちになり、
新しい考えがわき、
新しい力がわいてきます。

 

 

まずはここまで頑張った自分、
休むことを決めた自分に優しく声を
かけてみてください。
眠ってみてください。

 

そして今できることをなんでもいいので、
やってみましょう。
それは新しい力を生み、
今の状態から抜け出すことに必ずつながります。

 

それでも抜け出す道が見えないなら、
一緒に考えましょう。
だって、道はたくさんあるのですから。

 

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