人を支援する。足りないスキルを提供します。

こんにちは、梶原しげこです。

 

今オンラインで私が専門とする心理療法
ソリューション・フォーカスト・アプローチの
講座をしています。

 

動画配信やオンラインワークショップで
仲間と一緒にトレーニングしながら
心理療法の技術を
身に付けていく講座なのです。

 

そこに参加してくださっている方が、
様々な感想を寄せてくれます。

 

今日一番心に残った言葉です。

 

「出来たこと」という視点を持つと、
「出来なかった自分」ではなく
「頑張った自分」が顔をだしてきて、
「あ~また頑張ろう」「また、やってみよう」
という前向きな気持ちになりますね。

 

そうなんですよ!!

 

これを多くの人に伝えたい。

講座の中でいつでもどんなことでも
チャットで質問、感想、
やってみたことなどを
書いていただいて、それにコメント・
アドバイスをしています。

 

質問くださったAさん、
毎日たくさんの方の就労支援をしています。
何かの理由で仕事を
辞めることになったしまった人、
今仕事についていないけど、
これから仕事を探そうとする人、
仕事に就くのに何か支援が必要な人、
様々な人がいらっしゃるようです。

 

その中で、学んだことをやってみたけど、
これで良かったのか、
うまくいかなかったのではないかと、
知らせてくれました。

 

でも内容を読むと誠実に来られた方の
話に耳を傾け、
その方の頑張っておられるところを認め、
そしてその方がどのようなことを
望んでいるのかを
きちんとお聞きしているのです。

 

来られた方は少しずつ笑顔が見えて
また来ますと帰って行かれたようです。

 

こんなに「出来たこと」がいっぱいなのに、
多くの人は「出来たこと」は当たり前と捉えて、
気にとめることなく、
「出来なかったこと」ばかりに
目が行ってしまうものなのです。

 

そこで大切なのはこれ!!

 

「出来たこと」という視点を持つ。

振り返る時に「出来たこと」は何かを
考える習慣をつけましょう。

 

結果がうまくいかない時は、一度、
「ああ、残念。」「うまくいかなかったな。」と
落ち込み、怒り、悲しんでください。

 

そしてその後は虫メガネで
どんなに小さなものを見つけてやるという
気持ちで「出来たこと」は何?と探せば、
絶対に「出来たこと」が見つかるのです。

 

そうすると、どうなると思いますか?

 

「出来なかった自分」ではなく
「頑張った自分」が顔をだしてきて、
「あ~また頑張ろう」「また、やってみよう」
という前向きな気持ちになる。

 

というわけです。

 

もちろん、Aさんには乗り越えないと
いけない課題があります。
ここから身に付けないといけないこともあります。

 

それは私にもあります。
そして誰にでもあるのです。

 

しかし
「出来なかったな」、「うまくいかなかった」
という気持ちで課題に取り組むのと、
「頑張ったな」「また、やってみよう」
という気持ちで取り組むのと、
どちらが早く、そして軽やかに技術を
身に付けていけるのでしょう。
前に進むことができるのでしょう。

 

この視点は援助者である私たちの
学びを進め、深めるだけではなく、
もちろん支援する時のパワフルな技術にも
なるのです。

 

こうやって学び始めているAさん、
実践し始めているAさん、
自分の望む方向に確実に
歩みを進めているんだなと
感心しながら一緒に学んでいます。

 

出会いに感謝です。

 

とは言え、「出来ないこと」に目が向くのは、
今まで長い間に身に付けてきた習慣です。
そもそも脳の働きそのものが、
欠けているところに意識が
行くようになっているのです。

 

それを変えるって、難しい!!
話を聞いた時には「なるほど」って思います。
今日は出来たことって何か考えてみます。

 

でもどうでしょう?
1日経ち、2日経ち、忙しい毎日に追われるうちに
やっぱり「ああ、やっちゃった。」
「うまくいかないな。」
と出来ないこと探しに戻ってしまうのです。

 

そして、出来ないところを埋めよう、
改善しようと頑張る毎日、
そうしないと自分はダメだ、
そうしない相手はダメだと
思い込む毎日が始まるのです。

 

そして、いつまで経っても
足りない足りない
という思いに支配された
人生を送ることになってします。

 

では、どうすればいいのか?
それには環境を変えることです。
「出来たこと」という視点の環境に
身を置くということです。

 

元の視点に戻った時に
「ほらほら、戻っているよ。」
と肩を叩いてくれ、
「今日できたことって何?」と尋ねてくれ、
出来たことに気づいてくれる。
それが当たり前にある環境に身を置くことです。

 

そしてその視点を対人援助の技術として
身に付けるためには
一定期間、しっかりとその視点が
自分のものになるまでは、
トレーニングを重ねることが必要です。

 

ソリューション・フォーカスト・アプローチ
基礎講座、実践講座では、
それを徹底的に提供します。

 

対人援助で行き詰っている方、
もっと効果ある支援をしたい方、
ぜひリューション・フォーカスト・アプローチ
講座
無料個別相談説明会にお申込みください。

 

またブログを読んで感じたこと、聞きたいこと、
ぜひ下のコメント欄にお書きください。

 

 

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