ソリューション・フォーカスト・アプローチの面接の回数と効果

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ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)は短期に解決し、
他のアプローチに比べても有効な手法と言われている。
その成果について、『解決のための面接技法 第3版』
ピーター・ディヤング/インスー・キム・バーグ 金剛出版より抜粋した。

この研究は1992年11月から1993年8月までに
BFTC(アメリカのSFAの相談・研究機関)で面接を受けた275人のアンケートの結果である。

<面接の回数>
80%以上のケースが4回以下の面接回数であり、面接平均回数は2,9回であった。
*SFAの面接回数中央値が2と3であるのに対し、
ガーフィールド(1994)の研究によると他のアプローチの中央値は3から13で6前後が多い。
SFAは他のアプローチより短期に終了することがわかる。

<結果>
・終了時結果(面接終了後のアンケート結果より)
かなり進歩25%、中程度の進歩49%、進歩なし26%
・最終結果(面接終了後7~9か月後のアンケート結果より)
目標達成 45%、いくらかの進歩32%、進歩なし23%
*ランバートとバーキン(1994)はセラピーの有用性についての研究で、
セラピーを受けた66%が改善を示しているが、
それに比べSFAの74%、77%という結果はより好ましい数値である。

以上の結果から、
SFAは他のアプローチに比べ、より短い回数でより良い結果が達成されていることがわかる。