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新年明けましておめでとうございます。
新しい年を皆様はどのように迎えられましたでしょうか？

私はテレビの前で箱根駅伝に釘付けでした。
ご覧になった方も多かったのではないかと思いますが、
今年は柏原選手のいる強豪東洋大を破って、
早稲田大が僅差で優勝を果たしました。

苦しそうに顔をゆがめ坂を駆け上がっていく姿、
次の選手に襷を渡して倒れこむ姿、
それを傍らでサポートする他の部員の姿、
誰をとってもそこにあるドラマに胸が熱くなりました。

特に復路の6区では早稲田大の高野選手が
先行していた東洋大の市川選手に追いつき抜きつ抜かれつの中、
坂道で氷を踏んでひっくり返るなどのアクシデントがありながらも、
市川選手を再度抜いてトップを奪いました。

高野選手は高校で活躍し、
期待されて早稲田大に入学したものの、
その後成績に恵まれず4年生にして初の箱根駅伝出場を果たし、
今回の優勝に大きく貢献したのです。

あの有名な『夜と霧』の著者である精神科医ヴィクトール・フランクルが
「人間が本当に必要としているのは不安のない状態ではなく、
価値ある目標のために努力することである」
と言っているように、
人間は困難があるからこそ、
より大きな喜びを感じることができるのかもしれません。

とは言え、先の見えない困難の真っ最中は、
苦しみと辛さでいっぱいで身動きができないこともあるでしょう。
そんな時にも自分にとっての“価値ある目標”というようなものが見えてくると
頑張る力になるのかもしれませんね。

今年も苦しい時、辛い時、
傍らにいて皆様の話に耳を傾け、
皆様の解決のお手伝いができたらと思っています。