7月解決のための勉強会

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解決のための勉強会は、参加者が普段現場で困っていること、もっとできたら良いなと思っていることをソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)を使って考えていこうという場です。
対人援助職である心理士、保健師、看護師、医師、教師はもちろん、これから対人援助職に就こうと考えている大学院生の参加も大歓迎です。

■次回勉強会のご案内をします。
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日時:平成21年7月26日(日) 13時~15時 
場所:高槻市立総合市民交流センター
参加費:会場費を参加者で負担します。 100~300円程度
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次回は私が6月末参加予定のJSOL(SFAを企業や組織で実践されている方々の事例を共有しようという会)について
報告が出来ればと考えています。
SFAは元々セラピーから生まれたものですが、今は医療・教育・福祉・司法そして産業の場面へと発展しています。
インスーが亡くなる前に『インスー・キム・バーグのブリーフコーチング入門』という本を出版しているように、コーチング、人材や組織の活性化にもSFAの考えを用いて実践される人が世界中で増えてきています。
JSOLでは、主に日本での活用事例が報告されます。
また、プレワークショップ「ビジネスでこんなに使えるソリューションフォーカス~グローバル企業からスモールビジネスまで~」にも参加する予定です。

■5月勉強会の報告
5月26日に勉強会をしました。
・ロジャースとSFAとは、どちらが有効なのか、SFAは表層的、指示的だという批判があるとの話がありました。
話し合っていくうちに、相談に来られる方にとってはロジャースだSFAだということはどうでもよくて、とにかく今の苦しみから抜け出し、解決するのに役立てばよいのだという結論になりました。
そしてSFA(の面接がうまく行ったとき)なら、相談に来られた方が変わっていかれるのは、そばで見ていてもわかるとのことです。
一層お役に立てるようにこれからも学んでいくことが大切ですね。

・次に野宿生活者若者の就労支援などのお話を聞きました。
就労を支援するために自律支援センターなどの施設があるが、就労させるのは難しい上に、たとえ就労できても今度はそれを継続していくのが一層難しいという現状があります。
それは支援する側に相談者の内面に踏み込んだ関わりができていなかったり、施設間の連携が少ないといった問題もあるのでしょう。
このような現状で相談者が自分を振り返り、今後良い方向に進んでいくためには、支援者が相談者のどの部分をどのように肯定するのか、肯定する形を変えればよいのではという話になりました。
またうまく就労して行った人たちがどのようにやってこられたのかを調査することから、何か見えてくるものがあるのではということでした。
資源が限られている方々の苦しみは大変大きなものでしょうが、その中でも支援者が小さな可能性を丁寧に探し、根気強くかかわっておられることに感心しました。
そして、何よりもその人たちの中に大きな力が存在しているということですよね。

また、皆さまと学べるのを楽しみにしています。