#2 「これはクイズだよ」ーカウンセラー作りで最初にぶつかった壁ー

こんにちは、梶原しげこです。
まず正直に言っておくと、試作品ができるまでにもすでに相当な時間がかかっていました。
AIと相談しながらAIカウンセリングサービスのニーズを調べ、
すでに世の中にどんなサービスがあるかを調べ、どう作るかを考える。
調べては試し、試してはまた調べる。プログラミングの経験もなく、
ツールを作ったこともない私にとって、一つ一つが手探りの連続でした。
そうして苦労してようやく試作品ができた日のことです。
「見て!見て!」
興奮して娘にメッセージを送りました。IT系の仕事をしている娘です。
「こんなの作ったよ」と自慢しながら、できたばかりのものを送ったのです。
返ってきた返事は、「開けないよ」でした。
自分だけしか見られない設定になっていたのです。
そんなことすらわかっていませんでした。
慌てて設定を直してようやく見られるものを送ったところ、今度はこう言われました。
「これはAIじゃないよ。ただの3択質問に答えが出るようなクイズだよ」
「えっ、これってAIじゃないの?クイズなの?」
あんなにAIと相談して、時間をかけて作ったのに。
それがクイズだったとは。ショックでした。
もっと相談に乗ってもらいたかったのですが、
娘も忙しくてそれ以上は聞けませんでした。
「そんなこともわからないなら、無理じゃないの」
と言われる気がして、かなり落ち込みました。
でも、ここでやめようとは思いませんでした。
気持ちを立て直して、また作り始めました。
SFAカウンセラー、リソース発見カウンセラー、カップル専門カウンセラー……
いくつもの試作品を作りました。
その中でも特に力を入れたのが、関西人のバーのマスターカウンセラーです。
AIと相談する中で「ChatGptとは違うものを作った方がいい」というアドバイスをもらい、
キャラクター重視で気軽に相談できて楽しめるものを目指しました。
海外の参考事例も調べながら、どちらかというとリソースを見つけて熱く励ます系です。

今、お前の胸に一番引っかかっとるもんは何や?うまく言葉にせんでもええ。そのまま出してみ」
「ちゃんとやってきたからこそ、”意味を問い直してる”証拠や」
「お前の中で何かが変わろうとしてる”兆し”やで」
我ながら悪くないと思いました。そしてこれをSNSのXに投稿してみたのです。
しかし、反応はありませんでした。ゼロです。
Xへの投稿はその一回だけではありませんでした。
AIと一緒に投稿内容を考えながら、約2ヶ月間、毎日投稿し続けました。
「こういう言葉の方が反応が出やすい」「このタイミングで投稿するといい」と
AIにアドバイスをもらいながら、できる限りのことをやったつもりでした。
それでも反応はゼロのままでした。
期待していただけに、がっかりでした。
頑張りが足りなかったのかもしれません。
ただその沈黙が、「AIだけで完結するものを作る」
という最初の方向性を見直すきっかけになりました。
そこから少しずつ、今の形——AIとカウンセラーのハイブリッド——という方向が見えてきたのです。
ではそのハイブリッドとはどういうものか。そしてSFAというアプローチをAIに教えることの難しさとは何か。次回に続きます。
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