建設的にわめきちらす

こんにちは、梶原しげこです。

 

私はカウンセラーやコーチ、
保健師や医師などの
対人援助の仕事をしている人や
学校で先生方や保護者の方を対象に
話をしたり、セミナーをすることがあります。

 

そんな中で、
参加者に考えてもらったり、
話し合ってもらったりと
様々な体験してもらう
ワークがいくつもあります。

 

大好きなワークの一つが、
「建設的にわめきちらす」と
いうものです。

 

その名前からして、
楽しそうでしょう?

 

これはネガティブな雰囲気の
研修や会議などの場を
すばやくポジティブな雰囲気に
変えるために考えられたものです。

 

やり方はこうです。

 

・参加者を2人組にして、
散歩に出かけてもらう。
・歩きながら、まず一方の人が
研修や会議の議題に関して、
不満や不安を3分間わめきちらす。

 

・3分経てば、今度は向きを変え、
部屋に向って歩き始める。
帰る間もう一方の人が3分間わめきちらす。
(帰ってもらう手間が省けます。)
・会議室に戻れば、全員がそろうのを待つ。

 

・全員がそろえば相手の人に
「では、どうなったらいいと思いますか?」
と尋ねる。
・答えを付箋に書いてボードの張り出し、
全員で共有する。
・そこから研修や会議をスタートする。

どうですか?
やってみたいと思いませんか?

 

対人援助の方を対象にした研修では、
「現場での大変さ、不満や不安」を
わめきちらしてもらうことにしました。
そして、その後で、「研修で学びたいこと」を
皆から出してもらって、研修をスタートします。

 

場が和み、参加者同士の距離が
一気に近くなります。

 

子育て中の母親の会でも少しアレンジして
行うことがあります。

 

「子供の困ったこと、不満や不安」を
3分思い切り話してもらいます。

 

お母さん方、盛り上がります!
盛り上がります!!
わいわい、がやがや、
声がどんどん大きくなって、
「もう、3分ですよ。」の掛け声で
笑いが起こります。

遊んでいるように話しながら、
困っているのはうちの子だけじゃない、
この年齢ではどこのうちでも
何かしら困っていることがある。
そんなことがわかって安心した
という声が聞こえてきます。

 

そして吐き出したら、切り替えて、
子供の良いところを探してみたり、
どうなってほしいかを話し合ったり、
・・・と会は続いてきます。

 

こんなふうにスタートした研修では、
その後も楽しく活発に意見が出て
良い時間となっていくものです。

 

さあ、あなたはこのやり方をどのように
使ってみるのでしょうか?

 

いつもつまらない会議の始まりに
試してみるのはどうですか?

 

またいつも不満だらけの集まりに
やってみるのもありでしょう。

 

何か不満や不安がある時に、
時間を決めて自分一人で「建設的に」
わめきながら外を歩いてみるのも
面白いかもしれません。
(その場合、小声にしてくださいね。笑)

 

そうした後には、自分にそっと質問してください。
「では、どうなったらいいと思いますか?」

 

そうすると取り掛かる前と何が違ってくるでしょう。
新しい何かが見つかるかもしれませんよ。

 

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